裏地
服の裏側に付けるのが裏地です。
裏地は衣服の表面に直接見えないために軽視されがちですが大事な役目を持っています。
衣服に裏地を付けると
- 表地のシワ・ひじ抜け・ひざ抜けを防ぐ⇒形くずれがしにくい
- 裏地の制電性が衣服にホコリがつくのを抑えます
- 滑りが良くなるので脱ぎ着がしやすい
- 裾さばきや腕の曲げ伸ばしがスムーズ
- 特に透けている衣服に付ける裏地は下着が透けたりしないためのアンダードレスの役割をします
裏地の種類<組成別>
ポリエステル
- 強くてシワがよりにくい裏地です。
- 制電糸を使用又は制電加工をしているので、まとわりがなく着脱時の不快なパチパチ放電を抑えます。
- 熱に弱いのでアイロンの温度に気を付けてください。
キュプラ
綿花の種子を包むうぶ毛状の短繊維が原料の再生セルロース繊維ですので木綿とよく似ています。
- すべりがよく、しなやかな感触です。
- 吸湿性が高いので、発生した静電気を素早く空気中に逃がします。
静電気によって起こるトラブル(衣類のまとわり付き・着脱時のパチパチ・埃を吸い寄せるなど)が起こりにくくなります。
ご注意を・・・
表地として買ったポリエステルの柄生地などを裏地として使うのはあまりオススメできませんよ。
表地は制電糸を使用又は制電加工しているかどうかは分からないから・・・
裏地とお揃いのシャツやブラウスはいかがですか?
柄裏地でブラウスなどを作るのはOKです!
ジャケットやコートの裏地とブラウスがお揃いなんて楽しいですよ!
ついでに帽子の内側にも同じ柄裏地を付けてみては?